DBスペシャリストに合格したので、効率の良い勉強方法を紹介する
IPAの高度情報試験のひとつ、DBスペシャリスト。
合格率15%程度で比較的難関な資格ですが、コツ・慣れで対応可能で、合格するだけなら、初心者でも意外と何とかなりました。
ということで、実体験を元に、効率の良い学習法やおススメの参考書を紹介します。
試験概要
データベースの企画、要件定義、開発、運用、保守、に関する試験
シラバス:
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/syllabus_db_ver3_1.pdf
高度情報はすべて共通ですが、午前×2 午後×2の4つの試験があります。
このうち午前1は免除あり。
本番は午後。午前はラジオ体操くらいな位置付け。
受験時のステータス
・30代はIT系かなー、とぼんやり思っていたので、H29春に応用情報を取得
(マネジ/ストラテジ系極振り)
・11月からIT部門に異動。この頃からSQLとかDBを触り始める
・異動/育児で多忙に。勉強時間が思うように取れない...。
申し込んだ段階では、ほぼ初心者と言っていいレベル。
また、勉強時間で補おうにも、中々時間が思うように取れませんでした。
→早々に真っ向勝負を捨て、ワンチャン狙いでヤマを張る方向にシフト。
勉強方法
それぞれの試験に分けて解説を。
午前1
免除だったので知らない。
正直、9時から夕方まで試験詰めは体力的にしんどいので、
難易度如何に関わらず、今後もできれば受けたくないです。
午前2
選択問題。過去問から6割くらい出るらしい。素直に過去問を解きましょう。
このサイトで、通勤中などの隙間時間に脳死状態で解く。
データベーススペシャリスト過去問道場|データベーススペシャリスト.com
すぐに、「この問題、○○ゼミで見たことある!」の境地に達する。余裕。
午後1,2
午後1,2は領域的に重複するのでまとめて。
参考書はこの1冊でok。
- 作者: 三好康之
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2019/09/17
- メディア: 単行本
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紙面:用語解説+直近1年の過去問/解説
Web:過去16年! 分の過去問/解説
で構成されている。
順番としては、
①用語解説パートを何となく理解する
②後はひたすら過去問を解く(必要に応じて用語解説パートに戻る)
という形になるかと思います。
とにかく過去問をたくさん解くのが重要。
ありがたい事に、過去問のどの問題が重要か色分けされているので、
それに沿って進めていきましょう。
そうすると、試験問題がパターン化されていることに気づく筈です。
あとは複数パターンの内、どれを重点的に取り組むか、
優先順位付けをして、定着化を図ります。
おススメの優先順位は以下のとおり。
①関数従属性を読み取る
②主キー/候補キー/外部キーを示す
③第○正規形か答える。その根拠を示す
④概念データモデル・関係スキーマの作成
⑤SQL
---------------------やや高い壁---------------------
⑥テーブル定義表穴埋め
⑦データ所要量見積もり
⑧更新時異常の状況
⑨参照制約、トランザクション、索引など
①②③は基礎知識で、それ以外のパターンの問題を解く上でも必要になります。
④は午後2ではマスト。というか、これだけでも午後2は合格の可能性が高いです。
鬼門なのは午後1。大問2つということもあり、①~⑤だけでは60%取りきれません。
⑥~⑨を抑えておく必要がありますが、すべてやっている時間がない場合は
得意なものを予め決めておいて、適切に問題選択をする必要あり。
個人的には、⑥⑦の物理設計周りが取っ付きやすいのでおススメです。
(といいつつ本番では、何故か参照制約系の問題を選択して、無事死亡した。)
補足
午後問題は図に書き足す系が多いので、過去問の印刷はマスト。
自宅のプリンタが役立たずだったので、コンビニプリントで対応しました。
ファミマは激遅。
何故か、印刷を重ねるうちに見る見るスピードが落ちていく。
終盤は、1年分の問題を印刷する間に、雑誌1冊パラ読みできるレベルに。
セブンがおススメです。(ローソンは試してない)
関連記事まとめ:
他にも色々と資格取得中です。
www.t88.work