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工作、資格取得、データ分析のことなど

IPAプロマネ試験午後2のネタ集

試験まであと1日しかありません。

例によって勉強不足。
オマケにPMはもちろん、一般的なシステム開発プロジェクトに携わった経験もなく、かなり厳しい状況です。特に午後2の論文問題は大きな障壁。もう時間もないので小ネタをストックしておいて本番で上手いこと対応したい。
そのためのまとめ。

参考テキスト

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2019年版

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2019年版

DBスペシャリストのときもお世話になった、通称「みよちゃん本」。過去問解説が充実。本当に素晴らしい。

要員の人間的側面による問題

問題

メンバー間の喧嘩。スケジュール間に合わない。

対策

喧嘩はやめようと諭す。

チームリーダの育成

チームリーダに必要な能力

技術力、コミュ力、リーダシップ

能力養成

書籍で理論を習得。能力評価シート。報告会議後の反省会。

権限委譲

権限委譲の目的

育成

分担させた業務

進捗把握に加え、進捗遅れの判断、対策の指示を分担させた。

分担ルール

クリティカルパス以外の部分を分担させる。

交渉による問題解決

交渉が必要になった問題

重要メンバの体調不良による離脱。納期遅れ。

問題解決のための手順

緊急会議開催。 難航するも、リスク管理表にメンバ離脱時は双方協議、と記載ありで、なんとか解決。

解決策

開始日は遵守。コストは双方で負担。

動機付け

動機付けが必要な理由

メンバにやる気がない

動機付けの方法

・プロジェクト目標の共有
・個別面談

モチベーション維持

権限委譲。
計画クリアに応じて判断可能な作業範囲を拡大。

信頼関係構築

だれと

ユーザ側の新任のプロジェクトマネージャ

構築方法

先方ニーズを汲み、下記のように決定。
行動面:リスクマネジメント徹底。予備費用の透明性
情報共有面:定例会は減らす。代わりに共有フォルダに進捗管理表。

維持方法

合議内容をメンバに周知し、約束を守る。

リスク対応計画

リスク要因

協力会社との取引が初めて。
プロジェクト管理能力未知数。 

リスク分析

定性的リスク分析。発生確率と影響度のマトリクス。

リスクへの対応

プロジェクト管理技法・ツールを提供

プロジェクト全体に波及する問題の早期発見

潜在リスク

新人がいる。想定より生産性が低い場合、納期遅延に繋がる。

兆候を察知する方法

日報ベースで新人の報告受ける。面談する。残業時間を確認する。

対策

残業時間が規定値を超えたため面談。ネックとなっている難易度の高いタスクを別メンバに担当させた。

進捗管理の重点管理アクティビティ

重点管理したアクティビティ

要件定義。限られた期間でユーザと交渉し、作業を進める必要があるため。またこの遅れがプロジェクト全体に影響を与えるため。

管理方法

要件確定項目の達成割合、合意できていない機能数を管理。

兆候を察知した際の予防処置

状況を確認。原因を特定。
ユーザ側担当者のスケジュール→責任者に調整を打診。
ユーザ側で結論出せない→ユーザ側経営者と交渉
自社メンバのスキル不足→ほかのメンバがリカバリ

予算超過の防止

予算超過の兆候を掴む方法

予算はEVMで管理するが、これは費用がオーバーしたことを検知するもの。その前段階で検知する必要がある。
たとえば、外部設計においてレビューの指摘件数と標準値の比較をする。

設計工程での品質目標達成

設計工程で品質を作りこむ施策

設計標準を作成。類似システムの事例を参考に注意点を記載。

品質確認方法

レビュー。専門家に参加してもらう。

仕様変更を考慮したプロジェクト運営

変更の可能性の予測

利用部門が複数に分かれており、仕様が部門間で統一されない。

仕様変更への対応

・事前にリスクは責任者に伝えておき、協力を要請しておく。
・各部門からの変更要求は一覧化し、重要度・貢献度・必要工数などを定量的に評価。最終的に優先順位付けを行う。
・決定事項は、責任者からトップダウンで説明してもらう

課題を残しての本番稼動

本稼動までに解決できない課題

システムテストにて検索機能のレスポンスが運用できないほど遅いことが分かった。特定プロセスが起動しているときにリソースの競合が発生。

対応

暫定運用として、専用窓口を設ける。オペレータがリソースを手動切り替え。

小ネタ集

レビュー効率化

・資料を事前に配布
・専門家に参加してもらう

遅れの兆候察知

・タイムリに報告受ける
・成果物の中間チェック
・残業時間
・直接面談

進捗管理にはEVM

各メンバがPCで日報ベースの作業工数実績を入力。PVと比較し、進捗遅れを発見する。