the invention of t88

工作、資格取得、データ分析のことなど

2020年を振り返る

今年も残すところあと1日。簡単に今年を振り返りたいと思います。

仕事

商品開発からIT・データ分析の組織に異動して、早いものでもう3年経ちました。
知らない間にチームでは割と古参になっていて、年齢的な面とも相まってリーディング・マネジメント的な役割を徐々に求められていることを感じています。


仕事内容としては、基盤・システム開発のPM的なロールを今年初めから担っていました。 これは色々と大変で辛いこともありましたが、言ってしまえば商品開発と似たようなタスクで過去の経験値がそれなりに活きました。
夏頃は、この案件プラス、息の長い分析支援案件やプリセ的な案件など平行で4つくらい動かす必要があってだいぶ頭がパンクしてました。
今はだいぶ落ち着いている、と言うか若干余裕があるので新年からは色々と仕込みが出来たらと思っています。


今年はチーム全体のスキル強化にも取り組んだ1年でした。
2019年後半にうちのチームにいたエース級の同僚が転職してしまって、データ分析のベテラン不在の状況でした。この状況への課題認識がチーム内で一致していたので、自主的なスキル強化活動をいくつか走らせました。
統計学の輪講や分析手法の調査・研究に関する活動は何だかんだ継続することが出来ました。最近ではナレッジマネジメントの仕組みとして、OSSのknowledgeをサーバに構築して試行しています。

information-knowledge.support-project.org

こういう自主的な活動は各人で取り組みの比重がマチマチにはなりますが、あまり強制はせず、それでいて廃らせないように続けていけたらと思います。


今年を語る上で外せないのは、新型コロナウィルスだと思います。
僕も4月以降、ほぼ在宅勤務で仕事をしています。個人的にはこれはかなり助かっています。何より通勤がなくなり可処分時間が増えたことが大きいです。
客観的にみてパフォーマンスも維持できていると思うので、コロナ収束後も在宅中心で働けたら良いと思っていますが、こればかりは会社がどう動くかですね。

kaggle

データ分析の組織にいながらMLモデル構築をする機会が少なく、何とかスキルを身に付けたいなと思いkaggleに参加しました。
ASHRAE, Ion, OpenVaccineで銅メダルを取り、今年の目標にしていたCompetition Expertになることが出来ました。
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子供が3歳と1歳で日中や休日に時間を取ることが難しいですが、幸い在宅勤務で通勤がなくなったので、早朝に時間を取って少しずつやっています。
一つのコンペに初期から継続してコミットすれば、何とか戦っていけるだけの時間は確保できることがわかりました。
徐々に戦い方も分かって来て、コンペの中盤では銀圏くらいに位置できるようになって来ましたが、終盤はズルズルと順位を落としてしまいます。これは完全に言い訳出来ない実力の不足です。

最近、ローカルマシン(5950X / RTX3090 / RAM128GB)を購入して、リソース面での言い訳も効かなくなりました。
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言い訳の芽を摘み取って純粋に自分の力不足と向き合いつつ、来年のMaster昇格を目指して引き続き精進したいと思います。

資格

統計検定準1級 or 1級取得を目標に掲げていましたが、結局試験が中止になっていました。
今年は、IPAのプロマネに受かったくらいが進捗です。

元々、未経験の分野への異動ということで基礎的なスキル充足の手段として資格を手当たり次第、色々取りましたが、もうそういうフェーズでもないかなと感じています。
とはいえ、統計検定については来年もチャレンジ&IPAは小遣い目的で受験しようかな、と思います。

生活

子供が順調に成長してます。それは大変喜ばしいですが、負荷も線型的に増加しているという実感です。
余裕がないとつい感情的に叱ってしまうなど、自分自身が如何に子供か思い知らされる機会が多いです。
月並みな言葉ですが、子供と一緒に成長していけたらと思います。


健康面ですが、体重増加が大変まずいです。リングフィットと散歩で減量を図っていきたいと思います。

おわりに

年の瀬だからか、何だか非常に真面目な感じになってしまいました。
改めて振り返ると鈍足ではありますが、少しは前進できた1年だったかなと感じています。来年も無理のない範囲で自分が納得できるような進捗を生み出していきたいと思います。