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申請したアレクサスキルが却下されたので指摘事項に対応する

特典のTシャツを貰うためだけにアレクサスキルを開発する活動、第5回。

前回は、完成したスキルの公開申請を行った。

www.t88.work

5営業日内にfeedbackとのことだったが、実際は即日レスポンスだった。

この度は 献立提案 スキルを申請いただき、誠にありがとうございます。 誠に残念ではございますが、申請されたスキルをAlexaスキルストアに公開することができませんでした。審査結果については、下記をご覧ください。修正が完了しましたら、再度ご申請いただけますと幸いです。

残念ながら、ストアへの公開は却下。指摘に対する修正が必要とのこと。 他の人の記事を見ても結構却下を食らっている様子なので、ある意味予想通り。

早速、指摘事項を確認。対応していく。

[指摘1]ヘルプの説明が不十分

  1. ユーザーがスキル内の「ヘルプ」をリクエストした際、スキルはユーザーにスキルのコア機能の操作方法を示すプロンプトを返す必要があります。また、ヘルププロンプトはユーザーへの質問で終わり、もしくは発話を促して終わり、応答を受信するまでセッションを開いたままにしておく必要があります。

再現手順:

ユーザー:ヘルプ

スキル:「献立を提案して」、とご依頼頂ければ、本日のおススメの献立を提案します。


補足:

スキルの説明が不十分です。


ヘルプインテントの作成方法については、申請チェックリストのテストケース4.12を参照してください。

併せて、参照すること、と言われている申請チェックリストの該当部も確認する。ヘルプ内容に関する記述を抜粋すると以下の通り。

①ユーザーがスキルのコア機能を操作するための指示が提供されていること。
②インテントなしでスキルを起動したときにユーザーが聞いたプロンプトよりも、詳細な情報が提供されていること。たとえば、ヘルププロンプトで、スキルが実行できることをより詳しく説明したり、ユーザーにスキルの終了方法を知らせたりしていること。
③ユーザーがスキルを機能させるために何を言うべきかではなく、このスキルで何ができるかについて、ユーザーに知らせるものであること。
④プロンプトが、ユーザーがリクエストを完了できるための質問で終わっていること。
⑤ユーザーからの応答があるまでセッションをオープンのままにしていること。

まずチェックリスト内容について順に確認すると、
③については、恐らく問題なし。後半部がスキルの説明に当たる、と思う。
④はどう捉えたらよいか迷ったが、ユーザーが ヘルプメッセージを聞いた後、何をするべきか分かるように、という事だと理解した。そういう意味であればこれも問題なし。
⑤もOK。

①は指摘事項にもある通り、コア機能の説明が不十分ということだと思う。
現状は、スキル起動時に、そのままヘルプ処理に遷移するようにして、起動時とヘルプ時でメッセージを兼用してしまっているので②もNGかな。

ということで、スキル起動時とヘルプのメッセージを別々に用意し、ヘルプのみ詳細説明とする事で、この指摘に対応することにした。 具体的には下記メッセージに変更。

「献立を提案して」、とご依頼頂ければ、本日のおススメの献立を提案します。
提案した料理が気にいったら「OK」などと返答してください。スキルが終了します。
提案した料理が気にいらなかった場合は「他には?」などと聞き返してください。もう一度提案が行われます。

実際のスキル動作の流れでは、一度、献立提案が行われた後、それを受け入れるか、再度提案を促すのか、ユーザ側に選択肢があるので、それについての説明を加えた。

[指摘2]スキル説明文の不備

  1. 現在のスキル説明は、ユーザーにAlexa標準機能とスキルの機能の混同を生じさせる可能性があります。スキルから提供される機能に対して「アレクサが」などの表現を使用することは推奨されません。誤解や混同が生じないよう、スキル説明の変更をお願いいたします。

該当箇所:

「アレクサが今日の献立を無責任に提案してくれます。」

勝手にアレクサを語るな(超意訳)、という指摘だと理解。ウェイクワードに「アレクサ」を頭に必ず付ける時点で、混同も何もないのでは?と思ったりするが、大人しく従う。


指摘は上の2点のみで比較的軽かったので拍子抜け。サクッと修正して再度申請を行った。フィードバックは5営業日内だが、もう少し早く返答が来そうな予感。後出しジャンケンがなければ、今度こそ公開になるはず。



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